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 幌萌鐵道管理局   '96 臺灣鐵路紀行
 
Part.8   5/4 台北へ

● 台北観光

 翌朝は近くの総統府(元台灣総督府)を見に行き、隣の台灣銀行で両替をして、國立故宮博物院を見学しに行った。

 まぁここら辺は普通のガイドブックに載っていることで詳しくは省略するが、故宮博物院は一見の価値がある。ただ広くて見るものがたくさんあるので足にくる。なお行きはタクシー、帰りはバスを使った。台北站前には昼過ぎに戻ってきた。


● MRT木柵線

 さて残る鉄道はMRT(台北捷運)である。MRTは地下鉄、モノレール、高架鉄道などで構成される台北市の交通システムで、バスしか交通手段のない台北において、その早期開業が待たれる。

 現在6線区の建設が進められ、台北站前では南港線の地下鉄工事が行われている。現在開通しているのは新交通システム(埼玉新都市交通みたいなやつ)の木柵線のみで、廃止になった台鐵の旧淡水線に変わる淡水線も開通間近である(既に試運転が始まっていた)。

 さてこの木柵線は台北車站から東に約2.5kmのところを南北に走っている。そこでバスにてそちらへ向かうことにする。

 ところで台北のバスは凄い。系統、本数、乗場とも訳が分からない。まず目的地へ行く為のバスを見つけられない。そこで街の売店で「大台北公車手冊」(60元)というガイドを購入。バスの系統、乗場、さらに主な目的地への索引がついている優れものである。またこれには幸いにも折り込みで「捷運木柵線周邊公車一覧表」という、木柵線の各站とバス系統との接続が書いており、これを参考にバスに乗る。バスは一律12元で、系統により乗車または下車時と支払いが分かれる。

 接続するバス停で降りてややしばらく歩くと、ようやくの思いで木柵線の忠孝復興站へ到着。高架の站へ登る。

 券売機と改札は自動化されている。まず南側の動物園站へ向かうことにし車票を購入。この車票は日本のテレホンカード・サイズでこれを自動改札に通す。

 ホームは営団南北線みたく軌道との間が隔たれて、列車が来た時のみドアが開く仕組みになっている。

 やがてゴムタイヤの列車がやってきた。最前部に乗り込むと自動化運転されているため完全無人で運転台は無い。乗り心地はかなり良く、加速・減速性能がなかなか優れている。

 車内にはLED表示がつき、英語の放送も流れている。これは非常に便利である。ただ座席はプラスチック製。台鐵の通勤電車もそうであったが、固い座席は日本人にはちょっと違和感がある。

 やがて終点の動物園站に到着。ここは台北市立動物園の前に設置されており、この捷運も休日は家族連れで大混雑すると言うはなしだ。

 次に北側の終点、中山國中站まで行き、再び折り返して忠孝復興站に戻った。通して乗った感じ、平日昼間の乗客はあまり多くはなかったが将来、他線区も完成し接続されるようになると間違いなく便利になり乗客も相当増えることであろう。

 また台北の最悪な交通事情を改善することも大いに期待され、早期の完成が待たれる。


▲ 台北捷運木柵線  動物園站にて (1996.5.4)


● 台北にて

 木柵線に乗った後、忠孝復興站付近にある「太平洋SOGO百貨」へ行ってみた。これは日本の「そごう」である。店内はほとんど日本と同じ。一番驚いたのは日本語の放送が入るところ。特にエスカレータに乗っているとき、注意を促す放送に日本語が流れているときは、ここは日本か?なんて思ってしまう。

 その後再びバスで台北車站方面に向かい、夜まで街をうろついた。結局この日は中文版漫画本を買い漁り、お陰で大きなリュックに入りきらなくなってしまった。そこで明日は小さいリュックも出動することにした。


▲ 台北車站 とにかくでかい。ホームは地下。 (1996.5.5)


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