| 幌萌鐵道管理局 '96 臺灣鐵路紀行 | |
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Part.7
5/3 台中→台北
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● 新竹へ 台中 815発 新竹 1052着 平快 162 PC(EL) 97元 朝起きて、ホテルの窓から駅舎を撮影。そして宿を出る。 本日はまず残るローカル線、内灣線の分岐站の新竹へ向かうため基隆行平快車に乗り込む。車両は濃青色の客車で大変満足。 定刻に列車は発車。2駅目の豐原でちょっと停車。この駅からはかつて東勢線が走っていたが1991年に廃止になった。豐原からしばらくすると東勢線の分岐が見えてきた。線路も残ったままで、廃線歩きにはもってこいである。
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列車は山岳地帯へ突入。山間を縫って列車は走る。単線区間の為途中、勝興站で対向列車待ちで停車。站の周りは畑と山のみ。停車中は客車の為、静かで聞こえてくるのは鳥の鳴声のみ。なんとも言い表せない雰囲気である。 交換の後、列車は再び動きだす。やがて山を下り、昨日下車した竹南へ。この先は人家の中を列車は進む。新竹の一つ手前の香山站の駅舎は瓦屋根の日本建築が手を加えられず残っている様だった。 そして新竹へ到着。
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![]() ▲ 山線(台中線)勝興站にて(1996.5.3) この雰囲気がたまりません
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● 内灣線
新竹 1215発 内灣 1305着 583 DC 30元 新竹といえば近年の台灣電子工業の中心地。世界トップシェアのパソコン産業はこの新竹がベースになっている。私の会社の重要な顧客であり、今後の私の給料とも無縁でない。(笑) 新竹站の駅舎はまたまた威厳のある建物。これも日本時代のものらしい。次の内灣線の列車まで1時間以上あるので站周辺をうろつく。だだっ広い站前ロータリを渡るのは危険で地下道を通って街へ繰り出す。まぁ普通の台灣の街、って感じ。 退屈な時間を站前の公園で過ごし、ようやく列車の時間になり、切符を買って乗り込む。 内灣線は専用ホームから出ている。今度の列車は新し目な気動車2両編成のDR2700型である。車体はステンレス製で車内は優等列車並みの設備である。どうも電化で追いやられて格下げされたらしい。 さて列車は軽快に発車。しばらく縦貫線と併走する。站を出て間もなくディーゼル機関車の引く石灰石を運ぶ貨物列車とすれ違う。 内灣線は日本統治後の1947年に開業した線区で、もともと石灰石を運ぶためにできたもの。従って沿線には特に観光地などはない。しかしタブレットと腕木式信号機が現役で働いており、鉄道ファンには興味深い線区であろう。 竹車にて客車列車と交換。次第に山奥に入ってくる。すると合興站に到着。この站、かつてはスイッチバック站だったらしく、ホームや広い構内が残っている。 合興を出るとすぐに左手に石灰石を運ぶ索道が見えてくる。これは石灰石の積み出し施設に直結している。やがて川沿いに進んで終点、内灣へ到着。線路はここで途切れている。
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站前には商店が数軒あり、街もこじんまりしている。しかしあまり人影が無い。站の窓口で新竹までの車票を購入。すると硬券であった。そこで記念に数枚買おうと思って再度窓口へ行き、紙に「紀念」と書き添えて差し出すと首を振って断られた。平溪線の菁桐站の対応とはえらい違いだ。 折り返しの時間になり列車に乗り込み間もなく発車。内灣からの乗客はたった2人であったが次第に増えて行き、終点新竹では約20名ほどになっていた。
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![]() ▲ 内灣線内灣站にて (1996.5.3)
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● 一路台北へ・・・台鐵完乗 新竹 1513発 台北 1710着 平快 166 PC(EL) 84元 いよいよ残りわずかとなった。この辺りは「通勤電車」と称した電車が走っているが、ここはのんびりと客車で台北へ向かうことにする。丁度次の列車は14:55発の平快車なのでそれに決定する。 さて台北までの切符を初めて自動券売機で買う。この操作が難しい。日本みたくお金を入れて行先のボタンを押すだけなら楽だが、列車種別、券種(大人・小人・軍人の3種)を必ず押さなくてはならず、地元の人も操作には難儀しているようだ。 さて時間が近づきホームに出たが、発車時間を過ぎても列車は来ない。ホームで何やら放送が入っているので遅れているとすぐ感じたが、言葉が分からないため詳細は分からない。結局10分以上遅れて入線してきた。 新竹から台北までは大小の街を通り抜ける。そこから現在の台灣の様子がなんとなくわかる。まず建設工事が非常に多く見受けられた。台灣経済の伸びを如実に示している。しかしその工事の様子は日本と比べてかなりのんびりしている。そして建物は無節操に立ち並び、今まで都市計画が存在してこなかったことが分かる。 途中埔心站で向かいのホームに同じ方向の始発「通勤電車」がとまっていた。すると数名の客がそちらへ乗り換えた。やはり乗客心理として新しい車輌の方がいいのだろうか? ちなみに台鐵の「通勤電車」の車輌は南アフリカ製と韓国製がある。座席はプラスチック製のロングシートである。 次第に乗客が増えてきた。やがて桃園を通りいよいよ台北圏に突入。夕方だからか対向列車はほぼ満員状態である。ここでも通勤用の客車は自動ドアである。 やがて樹林站に近づくと巨大電車区の造成工事の真っ只中であった。台鐵では現在電車の増強を進めているが、その一連の事業であろう。そうなると次第に客車列車も少なくなることが予想される。 列車は台北市内に入り、板橋、萬華を経て地下に潜る。そしてとうとう台北站に到着。5日で一周してきたことになる。薄暗い通路を通り改札を出て地上に上がった。
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● 台北を徘徊 さて残る鉄道はMRT(台北捷運)木柵線のみ。もう暗いので明日にまわすことにする。そこで宿を探す。先に宿泊した三越周辺で安そうなところ、ということでガイドにも載っている「皇宮大飯店」へ突撃。フロントには初老の男性が。「すみません」と入っていくと日本語で返事が帰ってきた。日本語OKということでスムースに話しが進んだ。1泊1,250元と台北にしては安いので明日分を併せて2泊で申し込む。部屋はなかなか整頓され奇麗であった。 そして街へ。夕飯を「台灣吉野家」で取り、台北站近くの重慶路の書店街へ繰り出す。そこで鉄道関係の本を探しまわったが、日本と異なりあまり文献が無く、結局4冊ばかり買うに留まった。その他、日本のガイドブックを買ったり、漫画本を買い漁った。 台灣の夜は遅く、23時頃まではデパートも開いている。
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