幌萌鐵道管理局   '91夏 東北地方私鉄乗車記
 
7.栗原電鉄 (石越−細倉マインパーク前:25.7km:970円)

 栗原電鉄の石越駅はJR石越駅前にある。ホームは片側一面のみ。そして発車となる。かつての東北本線との渡り線跡を見ながら線路は左へカーブして行き,2つ目の駅が電車区のある若柳である。ここは多くの車両がたむろしている。
 さらに進むと周り一面が田圃。大変広い田園地帯である。そのうち東北新幹線,東北自動車道の高架をくぐる。そして沢辺着。沢辺は上下列車の交換の場でタブレット交換の為,細倉方面の電車は少々停車する。
 その後はやはり田園地帯を進むが,栗駒を過ぎると様相が変わってきて,山間を走るようになる。そのうち旧細倉駅を通過しほんの200mほどのところにある細倉マインパーク前に到着する。

 さて車両の話であるが,若柳電車区に多くの車両がある。なかでも目を引いたのが福島交通から移籍した5300形2両である。まだ搬入したばかりの様で,全然手を加えられていなかった。他に15形(5両),18形(1両)である。車両は顔でわかる西武製である。
 この車両,車内はほとんど木製であるが,これがかなり整備されいて,なかなかいい味だしている。これは一見に値する。それと車内放送の設備がないため,車内案内は車掌が車掌室のドアを開けて「次は××です」とやっている。これは珍しい。前にいるとモータ音や走行音で全然聞こえないのだが。
 他,現在では使われていないELが2両,それと入替用の小型DLもいた。なお若柳電車区は駅員に断れば快く見学を承諾してくれる。

 さて切符だが,有人駅(石越・若柳・沢辺・栗駒)には硬券の乗車券・入場券ともある。切符はちゃんと言えば貰うことができた。車掌さんも鉄道ファンに対しかなり親切で優しかった。


▲ 15形同士の交換
沢辺駅にて ('91.8.26)


▲ 福島交通から移籍した5300形(右)
若柳電車区駅にて ('91.8.26)

 栗原電鉄の貨物列車が廃止されたのは細倉鉱山が閉山された昭和62年,それにより貨物専用線の細倉−細倉鉱山間が昭和63年に廃止となった。その後細倉鉱山跡を「細倉マインパーク」として整備し,平成2年6月に細倉駅廃止,細倉マインパーク駅の設置となった。

 現在はJRとの渡り線が廃止されたが,例の福島交通からの車両を運搬する際,わざわざこの渡り線を仮設ではあるが復活させたというのは驚きである。また若柳の効無いには古い電車が物置として使われている。車番は不詳。


8.蒲原鉄道 (五泉−村松間:4.2km:240円)

 東北ワイド周遊券の有効範囲ということで新潟県の蒲原鉄道にやってきた。蒲原鉄道は今では短い路線であるが,昔は信越本線の加茂まで結んでおり結構長い路線であったのはみなさんご存知であろう。

 五泉駅の蒲原鉄道のホームから発車した電車はしばらく住宅地の中を走って行き,やがて田圃の中を道路と併走するようになる。そしてバス停のような今泉の駅に着く。
 そして車庫が見えたと思ったら蒲原着。これも意外にあっけなかった。

 切符の話であるが,蒲原には硬券の乗車券・入場券ともあり。またこれらのセットが売っている。しかしこのセットの中には既に廃止になった狭口駅の合格祈願記念入場券が入っていた。これってあり? 五泉にも硬券入場券・乗車券とも発売していた。

 車両についてだが,1両(モハ31)が「おさかな電車」として特別塗装で走っている。その他に電車が3両とELが1両いた。また物置として使われている電車も1両あった。この村松の車庫は踏切からすぐ見る事ができる。

 かつてあったこの先の線路を見に行ったが,線路は剥がされ草ぼーぼーのところが多く,なかなか見つけづらかったが,路床の砂利と朽ちた枕木を見つけることができた。なお廃止部分はバスが走っている。


▲ 村松駅にて ('91.8.28)


▲ おさかな電車 村松駅にて ('91.8.28)


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